建設アスベスト訴訟、国に7度勝利
じん肺キャラバンも展開

建設アスベスト東京高裁勝利判決(10/27)

 10月27日に、建設アスベスト訴訟(神奈川ルート)の東京高裁判決が出され、国に七度勝訴しました。また、じん肺アスベスト被害の根絶を求め、全国でじん肺キャラバン行動を実施し、10月18日には東京集結集会が開催され、厚生労働省前に300人が結集し、一刻も早い、じん肺被害根絶を求めました。

 建設現場に於ける作業を通じてアスベスト粉塵に曝露して中皮腫や肺がん、石綿肺などに罹患した被害者と遺族が、国とアスベスト含有建材を製造した企業43社を訴えていた訴訟は、提訴してから10年目になる10月27日、午後3時、建設アスベストに於いては高裁として初めての判決が東京高裁(神奈川ルート)で言い渡されました。
 判決は国と企業四社(エーアンドエーマテリアル・ニチアス・エムエムケイ・神島化学工業)に対し総額3億7232万円の支払いを命じました。
 一人親方では、労働者性を認めた原告七人を実質的に救済し、企業の責任を認めた一人親方等一四人も救済しました。一審では五年前に全面敗訴の不当判決を受けていましたが、様々な行動で頑張って来た原告団の苦労が報われる瞬間でした。この判決で、多くの支援者と共に結果を出すことが出来ました。
 その3日前の10月24日には横浜地裁第二陣の判決が出され、こちらも国と企業二社(ニチアス・ノザワ)の責任を認め3億6800万円の支払いを命じる判決が言い渡されました。
 全国に広がった建設アスベスト訴訟は7度連続して国に勝訴し、企業には3度勝つことが出来ました。
 しかし闘いはこれで終わりません。控訴・上告期限まで全面解決を求め行動を展開していきます。
 また、じん肺・アスベスト被害根絶のためのじん肺キャラバン東京集結集会が、10月18日12時から行われ、厚労省前に300人が集まりました。
 この行動は、1990年から毎年1回、10月1日から始まる全国労働安全衛生週間に合わせて全国8ブロックに分け47都道府県全ての地域で行動を展開しているもの。自治体や国への要請や街頭宣伝をはじめ様々に取り組んでいます。
 この日は、全国から集まった仲間が集結し、厚労省前集会を開いた後、中央大学駿河台記念館で集結集会を行いました。長年この活動に尽力されている小野寺弁護団長より闘いの報告、原告団からの訴え、全国の活動交流を行いました。
 翌日の19日には、環境省・国交省交渉の後、日比谷公園霞門に集まり、霞が関周辺に熱いシュプレヒコールを響かせました。

秋季年末闘争で職場要求が前進
JMITU

秋季年末闘争勝利総決起集会(10/27)

 JMITUは、職場改善と権利の向上を目指した秋闘と年末一時金闘争を取り組んでいます。
秋闘では、出産休暇を有給2日に、配偶者の父母忌引き休暇を3日から7日へ、クールビズ期間の延長、労災補償給付見直しなど、職場要求が前進しています。
 今年の秋闘では、「安倍働き方改悪」に反対する統一要求と共に、「安倍働き方改悪」に反対する職場決議運動も行いました。
 会社からの回答は、労働法制の改悪に対して「職場に導入する事は考えていない」、「導入する場合は労使合意の上で行う」という労使関係を尊重した回答が出されている職場がある一方で、「法律改正時に対応を検討する。あくまで法令を遵守する」という対応も少なくありません。引き続き前進回答へ向けてたたかいを継続します。
 10月27日には、文京シビックセンターで秋季年末闘争勝利総決起集会を開催し、300名が参加しました。集会のメイン企画のシンポジウムでは、優れた労働条件を勝ち取った職場報告を行い、学びあいました。年末一時金闘争もはじまり、昨年を2万円上回る要求が出されました。要求実現めざして全組合員の団結を強化してたたかっていきます。

なんでも相談会開催
北区

多彩な相談が寄せられました(10/24)

 10月24日に「北区・なんでも相談会」を、北区社保協や北区労連などでつくる「北区なんでも相談会実行委員会」の主催でおこないました。
 この相談会は、王子駅前三角公園にテントを出して、ここ3年近く続けており、地元のみなさんにもなじみの取り組みとなっています。
 今回の相談では、介護、精神、孤立、DV、相続、退職金のトラブルなど多彩な相談が寄せられました。
 昨年2月には、30代前半の女性が「なんでも相談会」の旗を見て、泣きながら相談に駆け込んできたことがありました。
 その方は、兄からのDV、相続の問題、母親の介護と、非常に疲れ果て、精神的に参っていました。相談の対応を行った医師と弁護士、看護師による助言で、30分後には少し元気になり笑顔で帰って行きました。
 北区労連は引き続き、他の団体と協力し相談会を実施してく予定です。

「年契約教職員」交流集会
東京私教連

組合運動の重要性を確認(10/17)

 非常勤講師・常勤講師交流集会に続き、今年度、3回目となるこの交流集会には11職場28人が参加しました。はじめに各職場状況を発表してもらい、その後、労契法18条の説明と年契約教職員裁判の判例、組合としての役割を話しました。そもそも法の趣旨とは真逆の18条を悪用する「ブラック学園」に関して、どう対応したら良いのか話し合われました。
 特に期限の定めを設け、5年以上勤務している教職員に対し、無期転換権を阻止する「期限切り」は脱法行為そのものです。年契約教職員の雇止めを許すことは、その後、専任教職員にも及ぶことが考えられます。
 組合は弱者の立場に立ち、同僚を守っていく義務を負っています。組合運動の重要性と団体交渉で跳ね返していくことが確認されました。