教科書の「国家統制」反対
つどいに360人が参加


 雨宮処凛さんと学生たちは、学校での辛かったこと、楽しかったことを出しあった。教育現場からは特定教科書を叩く政治介入が、在日韓国青年からは切実な危機意識が明かされた。五月二三日に開かれた「教科書に真実と自由を!みんなのつどい」は、教育のリアルをつかみ、子どもたちのための教育を育む根っこ≠確かめ合う場になった。
 特定の高校日本史教科書の採択排除や、国家統制強化を狙う安倍政権の教育政策(「教育再生」)に反対するためのつどいは、労組、市民団体一七団体でつくる実行委員会が主催。360人が集まった。
退職教職員の会・東京民研音楽部の合唱で幕を開け、実行委員長の大谷充出版労連委員長があいさつ。
 「劇団白表紙」が、普段は厚いベールに閉ざされた教科書検定の滑稽さを寸劇で熱演する。
 つどいのメインは作家・雨宮処凛さんと学生二人のトーク。コーディネーターは日比野敏陽MIC議長だ。タクさんとサキさんは辛かった過去も語りつつ、自分に素直に学べるようになった軌跡を語る。雨宮さんは子どもの貧困にふれ「自分に権利があると実感できるようにすることから始めるしかない」と結んだ。
 リレートークでは、保護者が「一人ひとりを見ることができる、自由な学校にしてほしい」。ヘイトスピーチにさらされる在日青年は「みなさん、ヘタれないで」と訴え。現場教員は、「現場は萎縮しない。教育の条理にもとづく実践を続ける」と語る。
 最後に中村尚史・全教副委員長が、政治の暴走を止めるため共同の輪を広げようと締め括った。(出版労連書記次長・北健一)


第2陣提訴へ
建設アスベスト訴訟

 建設アスベスト訴訟は、国とアスベスト製造企業の責任を正面から問う訴訟として、首都圏の建設労働組合員等が立ちあがり、08年に提訴しました。命をかけた闘争により、東京地裁判決において国の規制権限不行使の勝利を勝ち取り、現在は、高裁に舞台は移っています。
提訴から6年、闘いの道半ばで92人の原告が亡くなりました。命のあるうちの一刻も早い全面解決にむけ、被害の悲惨さと加害の構造を改めて問うべく、5月15日に、160人の原告を新たに組織して第二陣提訴の闘いに踏み出しました。
 アスベスト被害の広がりは、毎年1000人を超える労災認定者があり、その半数以上が建設従事者です。
 国と企業は、その危険性を知り、使用禁止・代替品を供給することもできたのに、利益追求を優先し、私たちに命の犠牲を強いました。
 第二陣提訴にあたり、全ての仲間が救済される石綿被害者補償基金制度の創設による早期解決をめざし、勝利するまで闘い抜く決意です。

東京高裁不当判決
JAL裁判

 東京高等裁判所は、JALの不当解雇に対し、客乗は6月3日、乗員は6月5日に相次いで、不当判決を言い渡しました。
 東京高裁では、地裁判決の違法性を、学者・研究者の意見書などで徹底的に反撃・追及。証人尋問、本人尋問、本人意見陳述の機会を確保し、解雇の違法性を裏付ける決定的な事実を証明、その事に会社は何一つ反論・反証できなかったのにもかかわらず、判決は、それらを悉く無視した不当なものでした。
 事実と道理を無視したこの判決を断じて許すわけにはいきません。今まで以上の支援で、勝利するまで、闘い抜きましょう。




 解釈改憲は許さず
第8回憲法フェスタin府中


【府中発】 5月18日 、「第8回憲法フェスタ in 府中」が府中市教育委員会の後援を得て開催され、450を超える参加者が会場を埋めました。 
 毎年、市内の各種団体・個人で構成する実行委員会が主催するイベント。
 津軽三味線などの文化行事の後、東大大学院教授・全国九条の会事務局長の小森陽一さんによる「憲法がいきづく国へ」と題する記念講演がありました。今年は、九条を巡る緊迫した情勢が反映して、実行委員会の街中宣伝や市内コミュニティーセンターに置かれたチラシをみて初参加された人も多かったです。
 さらに、アンケートに書き込まれた内容は、小森さんの熱い思いを積極的に受け止め、行動しなければという意見がたくさん寄せられ、なんとしても九条の解釈改憲は許さないという思いが一体となったつどいでした。