地評大会方針案のポイント 


井手口事務局長

□大きな歴史的分岐点に
 昨年度は、春闘でも国民的課題でも、労働者・国民と政府・財界とのせめぎあいが続き、政治でも激動の年となりました。
総選挙につづいて参院選に勝利した安倍政権は、憲法改悪や「労働ビッグバン」など悪政推進の暴走を加速しました。
一方、都議選と参院選では反原発などの国民的な世論と運動が投票行動に現れ、「革新・リベラル勢力」の前進が始まりました。
これから数年間の私たちの運動が、労働者と国民の将来を大きく左右することになります。

□東京から「大運動」を開始
 新年度、東京地評は、全ての労働者の雇用と権利を守り、賃金引上げで生活改善と内需拡大をめざすために、春闘や最賃・公契約・人勧闘争と、争議支援、労働法制の改悪に反対し労働者保護行政の拡充を求める運動を強化します。
 同時に、安倍内閣の構造改革と軍事大国化への暴走を阻止する、国民的運動の前進に全力をあげます。
 9月から12月を「秋の地域運動強化期間」に設定し、それを皮切りに、労働者・国民の生活と権利を守り改善する「大運動」を開始します。

□賃金引き上げを正面に
 春闘では、物価上昇や増税を上回る「賃金引き上げのたたかい」を重視します。
要求獲得にむけて、全ての職場で要求を提出し、地域で「労働者・住民に見える宣伝」に大きな構えで取り組んで「賃上げで内需拡大を」の世論を高め、中小企業との懇談を本格的に前進させます。
同時に、賃金の底上げと均等待遇の実現に向けて、最低賃金の時給1000円の早期実現、公契約条例の制定自治体の拡大、男女差別是正に向けて、自治体キャラバンをはじめ、政府・自治体や地域に向けた運動を強化します。
 また、公務員賃金の7.8%引き下げの恒久化を許さず、官製ワーキングプアを作り出す公務職場の民営化・非正規化に反対します。

□「労働ビッグバン」阻止へ
 「ジョブ型正社員」導入、サービス残業の合法化、派遣労働の拡大など、「労働ビッグバン」を阻止する運動の正念場を迎えました。
 東京地評は、『労働ビッグバン阻止闘争本部』を設置し、労働戦線の分断状況を克服しながら、幅広い共同をつくるために全力をあげていきます。
「労働ビッグバン」を阻止する上でも、職場や産業や地域で、雇用と労働者の権利を守るたたかいを強化していくことが重要です。
 労働相談活動や争議支援などの運動を引続き重視し、強化していきます。

□悪政への暴走にストップ
 賃上げや労働者の権利を守る、労働者独自の課題だけをたたかっても、私たちの生活と権利、日本の平和と家族の命を守ることはできません。
 憲法の解釈改憲と明文改憲、消費税増税と社会保障大改悪、原発再稼動とTPP
参加を阻止するとともに、オスプレイの全国での低空飛行訓練と横田基地配備を何としてもストップさせるために、より多くの都民との共同の実現にむけて全力をあげていきます。

□組織拡大が勝利の保障
 組織の拡大こそが、労使の力関係を変え、労働組合の社会的・政治的影響力を高める、要求実現の基本的方法であり、勝利への最大の保障です。
 東京地評はこの間、組織の減少傾向が続いており、増勢に転ずることが最大の課題となっています。
新年度は、組織拡大を最重点課題に据え、全ての単産・地域で組織の実増に挑戦します。同時に、増勢実現にむけて、「役員・活動家の大量育成」と「組合の魅力拡充」などの組織活性化を推進します。

□「地域運動の中期構想」
 第12回定期大会では、地域の組織と運動の前進に向けて、「地域労働運動の中期構想」を提案します。
 これからの運動や自治体革新を展望した地域運動と、日本の労働運動にとって新しいチャレンジです。 1年間の討議期間を設定し、単産や地域で討議をすすめ、仲間の知恵を結集して来年の第13回大会で決定する予定です。

秋の組織拡大 

 11月と12月の2ヶ月間、東京地評の2013年秋の組織拡大月間が実施されます。「秋の月間」では、各組織の「組織現勢の5%(総数2万人)」を目標に取り組むことを呼びかけています。

□10月を準備期間に
  秋の組織拡大月間では、10月を月間の準備期間と位置づけて、各組織で@拡大目標、A推進体制、B対象者名簿、C行動計画などの組織拡大計画をつくるとともに、組織内組合員で行動の意思統一を図ることを呼びかけています。こうした準備こそ「月間」の成功のカギとなります。

□対象者を明確にして
  職場内の多数派を目指して、対象者名簿を作成し計画的・系統的に働きかけることや、13年採用社員の勧誘を徹底して実施することなど、各組合の実態にあった計画をたて実施しましょう。地域組織では、未加盟組合の組織化を重視します。都内の労働組合のうち約4割(80万人)が上部組織もたない中立組織であり、東京地評の加盟産別の中でも約10万人の組合員が地域組織に加入していません。計画的・系統的に働きかけることが重要です。

□オルグ学習会、地域ユニオン交流会などを開催
  11月上旬を中心に未組織宣伝強化期間を設定し、ターミナル宣伝等を実施します。また、各地域ブロック別の「労働相談員・オルグ養成講座」の開催や「地域ユニオン学習交流会」の開催を計画しています。 この秋は、「ブラック企業」に苦しむ労働者の声に積極的に応え、組織化を図りながら権利擁護の闘いを大いに進めましょう。そして、「50万人東京地評の早期達成」に向けてともにがんばりましょう。

介護をよくする東京の会総会とシンポが開催されました。


 9月1日、ラパスホールにて「介護をよくする東京の会」総会と介護シンポが開催。シンポでは、「保険はずしと負担増でこれからの『介護はどうなるか』」をテーマに、学習と交流を行いました。「要支援」の介護保険外しや利用料の引き上げに、事業者や労働者、自治体などそれぞれの立場から怒りの発言がありました。
  最後に、急いで改悪の内容と実態を知らせ、大きな運動を展開しようと呼びかけました。58人が参加。







9・25争議支援行動ふるって参加を

 月25日、労働ビッグバンに反対し、すべての争議の早期全面解決を求める「9.25東京地評争議支援総行動」が予定されています。また、10月25日、JAL争議の判決日に向けた決起集会が開催されます。これらの成功が争議解決に結びつきます。 参加を広く呼びかけます。