■第147回 2016/9/15

   オルグの現場から 114
    「労働組合に相談している」と言ったら解決!

 区内の民間病院でパートの看護師として勤務していたA子さんから、七月はじめに相談の電話がありました。八月から他の病院への転職が決まり、残っている有給休暇を取得したいと上司に相談したところ、「七月中に残っている日数を取得できるように勤務表をつくります」との回答だったので安心していたそうです。◆ところが、その後に「七月の日程だけでは、あなたの要望に応えるのが難しくなった」という話が伝えられました。A子さんは、「八月からは新しい職場勤務になるので困る」と話したのですが、返事は変わらなかったとのことです。◆困ったA子さんは、「地域労組せたがや」に相談してきたのでした。電話を受けた役員は「もう一度あなたの希望を上司に伝えた上で、解決しなければ、組合に入って対応を相談したらどうですか」とアドバイスしました。◆数日後、再びA子さんから電話があり、上司に「労働組合に相談しようと思っています」と話したら、直ぐに全面解決したという、うれしそうな報告でした。「組合の方で何かしてくれたのですか?」とも聞かれましたが、まずは相談ごとに関連する労働法上の説明をした上で、本人がしっかり経営者に向き合うようお話ししただけです。◆病院側は、労働組合から団体交渉を申し入れられたりしたら大変だと思ったのでしょうか。いずれにしても労働組合の名前を出しただけで解決するということは、病院も有給休暇の行使権は労働者の権利であることを知っていて、労働組合が入ってくる前にA子さんの希望に沿って解決した方が良いと考えたのでしょう。A子さん良かったですね!(地域労組せたがや書記長 清水 健)

すぐに役立つ元気の出る労働相談1問1答(冊子紹介)
部内資料:東京地評労働相談弁護団(報告書式等有)