■第139回 2015/12/15

   オルグの現場から 106
     女性たちが勇気を出して立ち上がっている

 W杯ラグビーの日本代表の活躍が話題になりましたが、体の大きい相手に激しいタックルするのは大変勇気がいるもの。私も国鉄大井時代、FWのフランカーとして、タックルにあけくれた。今、若い女性が勇気を出して立ちあがっている。◆8月、区内の11の風俗店をまとめている会社で企画の仕事をしている若い女性社員から、勇気を出しての相談。「凄いパワハラで病気となり退職することにしたが、会社は社会保険に入っていなかった。傷病手当を貰いたい」◆組合も勇気を出して加入通知を事務所に。委員長は声がでかいので、「どちらの組の方ですか」と。やり取りをして、社会保険の遡及と傷病手当の手続きをさせた。◆しかし、電話でやり取りをしていた後任の女性が一カ月後に即日解雇され、前任者に相談し組合加入。ところが、当日騙されて退職届を書かされた。風俗業界では、ハローワークに求人を出せないため、特別に広告サイトがあるという。いくらでも騙して供給できるらしい。◆同じく8月に、区内の小さな医院に勤める60代の女性社員がケガをして手術入院。会社に連絡をしたが、無かったとの理由で無断欠勤扱いとなり、二カ月無給扱い、退職届を書かされたとの相談。◆組合に加入し、団交。タイムカード、就業規則はなく、今作成中とのこと。社労士は「休暇は温情で与えるものだ」とのたまう。団交の結果、残休暇36日分を金額で支払わせた。◆この組合員は、65歳以上で年金を貰っているため、離職時に失業手当一時金が貰えないと思っていた。ハローワークに行き、50日分の手続きをした。知らないと損をする。
(CU東京品川支部書記長 佐藤 盛雄)

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部内資料:東京地評労働相談弁護団(報告書式等有)