■第137回 2015/09/15

   オルグの現場から 104
     初めての労働相談、小さくても組合は組合だ

 CU品川支部は2009年12月に7人で発足し、翌年に初めての労働相談があった。品川区内のN結婚相談所の勤続7年のパート女性Iさんが突然解雇された件。◆組合に加入し、団交要求。会社は逃げまくり、2回目の団交日も返事なし。F委員長と会社へ。ビルの前で、インターフォンでやり取りするも出てこない。会社が呼んだのか、突然パトカー2台、警官7人来る。「労働運動に介入するな」と無視し待機。警官も「出てくればいいのに」とぼやく。結局口頭で団交日を告げ去る。◆団交は開かれ、若い社長と老労務士が現れ「組合が言うことは分かる。わしも昔やっていた」と老労務士。満額ではないが、組合要求の解雇予告手当、40日分の休暇補償、解決金として給与の3か月分で解決した。Iさんはその解決金で職業訓練校に入った。◆F委員長は全国金属で一人で解雇撤回闘争をやり職場復帰した強者。私も国労で国鉄分割・民営化反対、組合差別、組合バッチ闘争を経験してきた。二人とも組合が空気のようにあたり前にある物だと思っていた世代。団交でガンガンやりたいのを抑え、組合を知らない経営者を説得・納得させ、解決させる努力をしているが、昔と違ってむずかしい。まだまだ、他の地域ユニオンの闘いを学ぶ必要がある。◆最近、区内の介護施設で介護士として働く女性Iさんが解雇されそうだと相談にくる。早速、組合加入通知を施設に持って行き渡す。二日後、Tさんから解雇がなくなったと連絡が入った。組合加入通知を渡しただけで、団交もしていないのに、解雇がナシになるとは。小さくとも組合は組合なのだと、うれしい思いをした。(CU東京品川支部書記長 佐藤 盛雄)

すぐに役立つ元気の出る労働相談1問1答(冊子紹介)
部内資料:東京地評労働相談弁護団(報告書式等有)