■第114回 2013/8/15

   オルグの現場から 81
     相談件数飛躍的な増加

▼前回の連載から6年が経過。当時、相談件数は総数294件、月平均約11件。「労働相談は組合結成に結びつかない」の「常識」の域を一歩も出ていなかったように思います。▼現在、相談件数は総数3598件、月平均36.9件、今年は6月末日で418件、月平均69.7件と飛躍的な増加。▼いったい何が原因か。前回の最終稿は08年3月号で、八王子平和と労働会館(フォーラムはちおうじ)の竣工祝賀会について。50万都市八王子で、数々の運動に関わった多くの方々の「砦がほしい」という積年の思いが結実し、竣工を機に「器にあった活動」と「発想の転換が求められる」との決意で結びました。▼労働者の置かれている状況の悪化が件数急増の原因ですが、受け入れ側にも原因があると考え、改善を心掛けました。一つは、常駐体制の充実。週3回を毎日に、時間もフルタイムへ。二つには、地域労組 きずなの結成を準備し、リーフ作成で組織化と結びつけました。三つには、労連の大会や機関会議で実態をリアルに報告し、共通認識とする努力をしました。▼相談者は、恐る恐る受話器を握り、何回かベルが鳴っても応答がなければ「また掛けよう」よりも「もういいや」と諦める方が多いため、「ベルが鳴ったらすぐ対応」を原則に。竣工後は、この点が改善されたことで、受け入れ件数の増加に結びつきました。▼労働相談月別集計表の「相談の契機」は、「インターネット・HP」と「団体・知人の紹介」が圧倒的に多く、直近の6ヶ月では「個人・知人の紹介」が上回りました。労働相談センターの「実績」と知名度アップを急増原因の一つに加えてもよさそうな気がします。伊澤明(八王子労連労働相談センター所長)

すぐに役立つ元気の出る労働相談1問1答(冊子紹介)
部内資料:東京地評労働相談弁護団(報告書式等有)