■第95回 2011/11/15

   オルグの現場から 61
     突然、支店に配転

◆A子さんは勤続八年(三六才)本社勤めだったのが、突然通勤二時間もかかる支店に配転された。会社に見放された気持ちになった。支店長・副支店長の下で、A子さんの下には三人の後輩たちとパートさんがいた。A子さんは現場では中心的な立場だった。◆過去に腰痛体験があったが、配転後にまもなくぎっくり腰がでて一週間休んだ。さらに、その後、幾日も経たないうちにまた再発した。電話で休むと言ったら、支店長から「出てきたら雇用形態を変える」といわれたという。◆明日、出社することになっているが、パートにさせられるのか、解雇になるのか、そう言われたらどうするのか、という相談だった。港区労連の高橋さんと二人で話を聞いた。A子さんは職場の販売に関するリーダーで、売り上げはトップなのに、なぜ、店長がそんなに怒り、三人の後輩たちやパートさんと打ち解けて話し合える状況にならないのかなどについて話しあった。◆A子さんは、「こんなところに長くいたくない」「一日も早く本社に戻りたい」という気持ちが強くあり、そのことが職場の人たちとの疎外感を生んでいるのでは。A子さんは「若い人は自分勝手で全然意識が違うから無理」という。今の若者たちが大震災などにボランティアに行くのはなぜだろう。「みんなのために」ということでは組合も同じ、居やすい職場をどうつくるかも大切、などと色々話した。◆彼女は三時間も話を聞いてくれてありがとうと明るい笑顔で帰っていった。その後、攻撃があったら又来るということだったが未だ来ない。彼女の仕事への姿勢や職場の人間関係が変わることで、展望が開らけることを期待している。


(東京地評労働相談員 深谷静夫

すぐに役立つ元気の出る労働相談1問1答(冊子紹介)
部内資料:東京地評労働相談弁護団(報告書式等有)