■第57回 2008/06/15

 オルグの現場から 23
      組織化は、焦眉の課題

▼この港区は111、900世帯・196、164人が暮らし、アメリカやロシア、中国、フランスなど六八カ国の大使館が存在し、二万人以上の外国人が暮らしています◆バブル期から急速に「大規模再開発」を森ビルなど大企業が進め、六本木ヒルズ、汐留地域再開発などを始め、今でも「大規模再開発」計画が進められています。この「再開発」で住み慣れた住民が追い出され、商店街が疲弊し、“人の温もり”が感じられない街づくりに港区は今後九年間で200億円もの税金を投入し、大企業を助けようとしています。「大規模開発よりくらし優先の区政を」は六月の区長選挙で大きな争点の一つになりました◆また、港区は本社機能を持つ大企業が集中している地域の一つです。港区には44916企業・901、544人が働いています。労働組合数は836組合・327、455人で圧倒的に労働組合に組織されていない企業と労働者が働いています。“職・住”接近はますます遠のき、2時間以上(片道)の通勤時間を要して働いている人は珍しくありません。◆こうした状況のなかで港区労連は「組織化推進委員会」を数年前から立ち上げ、組織化に取り組んできました。これまでの労働相談は、個人加入の単産と共同して解決にあたり、貴重な経験を学んでいます。これらの経験を生かし、地域労組の立ち上げを進めている時に東京地評からTCU(仮称)の提起があり、大歓迎で準備会にも代表を派遣して取り組みを強化しています。◆港区は“組織化の宝庫”。港区に住み・働いている人がほとんどいないと思われるなかで困難はたくさんありますが、夢を抱いて取り組みを強めています。。

                         (港区労連 高橋 孝)