■第55回 2008/04/15

 オルグの現場から 21
  勇気づけられる感謝の言葉

▼TOKYOはたらく仲間の編集部から労働相談の原稿依頼があり、話しの流れで引き受けてしまいました。引き受けてあれこれと迷っている時、偶然にも労働相談の電話がありました。▼港区で働き、足立区住んでいるパートの男性でした。本人曰く「ワンマン経営で気に入らない人は平気で配置転換させ、嫌気をさしてやめていく人が多い。社長と交渉するにも労働組合がなく、どうしたらいいのか、個人で入れる組合があると聞いたが」とのことだった。居住地で最近、知り合った人から教えてもらい、迷った末電話したそうだ。▼解雇、賃金不払いなどさまざまな相談が寄せられますが、いずれも会社をやめることを前提にした相談が多い中、久々に組織化に繋がりそうな相談でした。「パートでも入れますか?交渉のアドバイスはお願いできますか?労働組合にもいろいろあると聞いていますが、力になってもらえるのでしょうか?」勇気を出して見知らぬ区労連に電話しているのが受話器の向こうから聞こえました。▼「大丈夫ですよ、組合に加入して組合員になれば、役員と一緒に要求をつくり、一緒に交渉することもできますよ」と組合への加入を勧めました。「そうですか、交渉まで一緒に行っていただけるのですか、ありがとうございます」今度は受話器の声が安堵の声に変わり、後日直接会って詳しく話を聞くことになりました。▼それにしても“ありがとうございます”の一言は労働相談を行っていて“勇気付けられる”一言でした。
                    (港区労連事務局長 高橋 孝)

すぐに役立つ元気の出る労働相談1問1答(冊子紹介)
部内資料:東京地評労働相談弁護団(報告書式等有)