■2007/03/15 第43回

  オルグの現場から H
     社長の勝手気ままは許されない

 東京都稲城市に事務所を構え、六店舗で商売をするリサイクルショップで働くMさんから「残業を一〇〇時間位やっても残業代が支払われていない、給料も日給六五〇〇円という低賃金で働かせられている。又年休もない」などの労働相談があり、一二月には店長であるWさんも一緒に相談に見えました◆Wさんに対しては一二月はじめに口頭で退職勧奨があり、このままでは解雇されるおそれがあり、二人に即組合に加入して貰いました◆ところが、組合加入した翌日、「営業力強化、店舗向上促進」などと訳のわからない理由でWさんに解雇が通知されました◆Wさんは社長より年上で従業員からも信望があり、相談をうけたり、みんなの要望を社長に対して述べてきた経過があり、社長から「Wさんは存在感がありすぎる」と言われていたとのこと◆この会社にはパートを含めて三〇人ぐらいが働いており、社長が気にくわないとすぐやめさせてしまい、丸二年働いてきたWさんが一番長い勤続でした。社長が勝手気ままに従業員を働かせようとするための解雇であることは明白◆組合からは解雇の撤回を求めると同時に未払い残業代の支払いなどの要求を提出。しかし社長は団体交渉に一回は応じたものの、その後は逃げ回り電話にも出ない状態◆会社は今年一月から新たに二名を採用し、Mさんに対しては一月から勤務日数を週四日にし、仕事もチラシ配りだけ。そして三月一日付で解雇通告◆「こんな乱暴な解雇は絶対認められない」「職場に戻って働きやすい、当たり前の職場を作っていきたい」とWさん、Mさんは解雇撤回を求めて身分保全の仮処分裁判をおこして闘いに立ち上がりました。

                     (東京労連専任オルグ 関口幸雄)