■2005/08/15 第26回

  労働組合ってすごいですね
     個人の相談から労使交渉へ

◆電話が鳴る。「お陰様で先週から職場に行ってます!」弾んだ声が続く。「組合の方が立ち会って下さって、これまで無かった有給休暇は、17日も有るってことになりました。一ヶ月間の病気休みの分も、給料を払ってもらえることに」◆二年八ヶ月、週四日、一日七時間のパートで働いていた女性が解雇された相談。上司の業務指示内容にミスがあり、それに対して是正する方向で発言したこと、経理処理事務で会社の事情を知りすぎて、ルーズな金銭支出をチェックするよう発言したことなどが有り、年下の派遣社員と何かと比較をされ、仕事が遅いとか他をさがしたらどうかなどとしつこく言われ、ついに、体調を壊して一週間休みたいと言ったら、パートには病休はないから、辞めてくれと言われたもの◆本人とはメールと電話で方針を決めました。まず、体調回復を第一に考え、診断書をもらい休暇を申請、健康保険の傷病手当の請求を行うこと、解雇は承知できないことと、辞めろと言う理由を文書で欲しいと申し入れること、そして労組への個人加盟を検討することを奨めました◆労組の専従オルグは、個人加盟した相談者の要求を聞き、直ちに電話で会社に事情説明を求め、今後は労働組合が対処すること、解雇は行えないことと、遡及した有給休暇権や社会労働保険の加入、就業規則の提供などを求めました。数次の直接交渉の後、喜びの電話となったのです◆手間をいとわずに、一人でも条件があったら、ためらわず労使交渉を行い、解決と共に組合員が増える。最近の傾向です。もっともっと身近なところに多様な個人加盟組織とオルグが欲しいです。

                    東京労働相談センター   窓口担当 前澤 檀