◆第15回 2004/08/15

  貴方の周りの相談者は どこの
    労働組合に加入出来るのだろう


◆七月末の全労連大会では、多くの悩みを持つ仲間への組織化や拡大の方針について、活発な論議と実践報告がありました。地評も東京での地域ユニオンを巡って検討中です。
 労働相談窓口から考えると、相談者の当面の生活や実利に配慮しつつ、使用者との雇用関係を改善することと、労使や業界を取り巻く外部(労働市場や法制度等)の環境への、影響力行使へと、課題は大です。◆つまるところ、産別でもローカルセンターや地域労連でも、各組織としての確固たる決意と方針があるのか、それを空文句にしない保障としての具体的なオルグ配置と財政、つまりヒトとカネについて、どうかと言うことです。
◆当センターは、原則として土日を除く週日に相談担当者が常駐し、地評役職員も応援しています。しかし相談の半数以上には、こちらが見込みを付けた産別や地域労連、行政機関、法律事務所など何らかの組織を紹介しその力を借りています。読者の周りにも、相談事を抱えた人々が沢山います。どうしてますか。
◆労使関係上の改善を求める場合、本人の主張や第三者の口利きで解決すればよいのですが、多くの場合は団体交渉模様や訴訟申し立てをすることになり、本人がそこでギブアップすることもしばしば。しかし、もう逃げたり泣き寝入りはやめたと、決断し、個人加盟労組に加入して元気になるケースもあります。
◆ただ率直にいうと、解決能力と信頼感を持ったオルグが、組織として養成され配置された産別と地域労連はまだまだ僅少です。ヒトとカネという重い中身ですが、全労連方針の全面的な実践が期待されるところです。

                    東京労働相談センター   窓口担当 前澤 檀