◆第9回2004/02/15  北海道配転と解雇撤回!
            区労連・合同労組の団交で

 すべての労働相談は個別の事情に満ちていますが、解決の教訓は貴重です。

 昨年夏、旧財閥系の林業会社に一三年勤務している男性から、「家族ぐるみで北海道から転勤してきたが、今回、業務が無くなるから北海道苫小牧へ転勤せよ」と言われたとの相談。早速、地域の江東区労連と業種をカバーする建交労東部江東一般で対処する事に。

 「配転には道理が無い。低学年の子どもと国公職場に働く配偶者の生活はどうなるのか。配転拒否で頑張れるか」など、家族での深刻な話し合いと弁護士も交えた検討の結果、配転命令違反の処分の危険性や未組織職場ならではの不安等を勘案し、当面、異議を留保しつつ転勤し生活を守りながらたたかう、と決定し回答。

 ところが会社は、突然、本人の職場適性と営業活動に難があると言いだし、「一ヶ月後を限って自己退職を」と連日強要の「説得」を開始。そこで労働組合員として公然化し、正式に団交を展開しました。

 会社側の重役二名と人事部長らは当センターも加わった団交で追求され、解雇の合理性は無いが、しかし辞めてほしい、数百万円を払う等と回答。

 しかし今後二五年も勤められる権利を安くは売れないと反撃。クリスマス・イブの四回目の交渉では、退職日や社宅明け渡しの三ヶ月延期とか、当初案に一千万円ほどを積み上げた解雇案を反故にさせ、ついに、正月から、社内LAN新構築担当として、数十万円の研修費を会社が負担する約束のもと、職場復帰が確定しました。
 まさにひとりからの素晴らしいたたかいでした。

                    東京労働相談センター   窓口担当 前澤 檀