◆第7回2003/11/15  泣き寝入りせず
         個人加盟労組で交渉

 自分や家族の身に労働問題が生じた場合、どう対処しますか?残念ながら、泣き寝入りしてしまうことが多いようです。しかし、我慢できず、悔しさと必要性に押されて、行動を起こす場合も。
 問題の撤回や原状への回復を望み、そのために、いろいろな所に情報を求めようと相談先を巡り歩き、自分の権利や制度について知ります。
 そして、行政を活用したり、決断し自力で主張し交渉したり、または、諦めてしまいます。

 しかし、最近では、新しい傾向が生まれたと考えられます。
 当労働相談センターへの相談者(電話、メール、来談)のうち、約10%以上の人が、個人加盟の出来る労働組合への相談や加入に結びついていることです。
 採用当初、半年後には経理管理をと言われていた保健食品セールスのA男さんは、社内改革に積極的発言。ところが採用後の身上調査で、夫婦別居中のことを知られ、突然、履歴詐称として解雇。

 都の労政事務所のあっせん不調後、当センターの説得も蹴ったので、A男さんは個人加盟労組へ加入。争議総行動にも加わり三回の団交の結果、雇用保険の遡及、解雇手当、慰労金で一応の解決となりました。
 K男さんは、勤続三年の有名新聞の正規販売員。拡販強化、長時間労働、休日なしと学生アルバイトへの酷い処遇解決を求めて、組合を作りたいと。

 清掃三年のS子さんは東京労働局の調停打ち切り後、来談し、地域労連経由で個人加盟労組へ。
 今、団交へ準備中です。
                  東京労働相談センター 前澤 檀