■青年(2008/06/18)

  青年部役員学習交流会(6/14〜15)


 夢の島BumB(夢の島スポーツ文化館)にて、10組織17名の参加で行われました。
 初日は、NPO法人「朝日訴訟の会」理事の朝日健二さんから「人間らしく生きる権利−その歴史と原理」と題して講演していただきました。

 朝鮮戦争終結翌年の1954年、吉田内閣が防衛庁を設置し、自衛隊を創設、社会保障の大削減を断行しました。一方、大企業は神武景気・岩戸景気で潤いましたが、国民の生活は苦しく年間2万人超の自殺が7年続いたそうです。

朝日さんを囲んで
これが最低限度の文化的??
  そんな中、結核で入院中の朝日茂さんの生活扶助も医療費の一部負担を900円にされ、入院患者日用品費600円の支給が打ち切られます。朝日さんは1957年、厚生大臣を相手に東京地裁に提訴します。国民的な運動の中で、1960年、東京地裁は憲法25条の「『健康で文化的な』とは、決してたんなる修飾ではなく、その概念にふさわしい内実を有するものでなければならない」「最低限度の水準は、決して予算の有無にによって決定されるものではなく、むしろこれを指導支配するべきものである」「現行保護基準は憲法25条の理念を満たさないものであって、無効といわなければならない」という画期的な判決を下すことになります。

  この判決は、その後東京高裁で覆されることになりますが、国の生活保護行政を大きく転換させていくことになりました。講師の朝日健二さんはわざわざ養子縁組までして朝日訴訟を継承し、運動に参加された方です。ご自身の体験をまじえたお話はたいへんリアルで、貧困、格差が大問題になっている現在に通じるものでした。

 2日目は、各青年部の活動交流と「秋のつどい(10/25〜26、鳳明館森川別館)」の企画について意見交換をしました。今回のテーマは、いま若者の中で密かなブームになっている「蟹工船」にしようということになりました。どんな「秋のつどい」にするか、みなさんも実行委員になってください。