◆第207話(XIII) 2020/7/15


旧日立航空機立川工場変電所(東京都東大和市)

壁一面に銃弾痕も生々しい遺跡が現存

 西武拝島線・多摩モノレールの玉川上水駅から徒歩8分にあるのが、旧「日立航空機立川工場変電所」の建物です。都立東大和南公園内に保存されています。
 この変電所の正面には、米軍機の機銃掃射、B29爆撃機の爆撃等の銃弾痕が残り、当時の爆撃の激しさを生々しく伝えています。
 日立航空機立川工場は、戦闘機エンジンを製造していた軍需工場で、昭和20年2月から4月に3度の空襲を受け、若い労働者110人が犠牲となりました。
 変電所は平成5年まで稼働していました。都立公園が作られる時に、市民の運動で戦争遺跡として、公園内に保存されました。
 変電所と一緒に給水塔も残っていましたが、今は土台の一部が、変電所の建物の横に設置されています。
 このような銃弾痕が残る建物の全形を残す遺跡は、全国にも珍しく、極めて貴重な遺跡です。

<過去のおはなし>