◆第204話(XIII) 2020/4/15


言問橋・東京 大空襲慰霊碑

言問橋西北側にある「慰霊碑」

 東京の今昔は、今回から「東京の戦争遺跡」です。昭和20(1945)年3月10日の午前0時過ぎ、米軍・B29からの焼夷弾による空襲で東京下町は火の海と化し、10万人とも言われる犠牲者が出ました。
 隅田川にかかる言問橋には、台東区・浅草、墨田区・向島から、火の手を逃れて向こう岸に渡ろうとする人々が押し寄せ、身動きもできない状態に。その中を火が走ったため、橋の上で多くの人が亡くなり、橋は人の脂で黒く染まったと言われています。また、暑さから逃れて川に飛びこんで水死した人、熱風で窒息死した人と最悪の犠牲者が出ました。
 言問橋のたもと(地下鉄「浅草」駅5番出口から隅田川沿い北方向へ徒歩10分)には、東京大空襲犠牲者の慰霊碑があります。慰霊碑の横に平和への願いを込めた幾つもの「千羽鶴」が飾られていました。
 また、言問橋の橋脚には、現在でも「黒ずみ」が残っています。

<過去のおはなし>