◆第191話(XI) 2019/3/15


小仏宿

小仏峠の登山道。
ここを通っての参勤交代は大変だったでしょうね

 今回は日本橋から甲州街道13番宿の小仏宿と小仏峠をご紹介。前回の駒木野宿からは旧甲州街道を道なりに進み、修験者の元宿泊所や豆腐屋さん等を通りつつ、木下沢橋を過ぎるとJR中央線のレンガ造りの高架橋が。この辺りから小仏峠までが小仏宿でした。  この宿場はとても小さく、本陣や脇本陣はなし。月の前半は小仏宿、後半は駒木野宿で運営していました。旅籠は11軒ほどで、現在その面影はほとんどありませんが、明治天皇が巡幸の折、小仏峠を越える際に休憩した旅籠跡には石碑が建っています。やまめが有名な宿だったそうです。
 さて、甲州街道の難所の1つだった小仏峠。標高は548mで、武蔵野国と相模国の境界でした。頂上までは小仏バス停から徒歩で40分ほど。江戸時代には参勤交代で江戸に向かう藩主たちのほか、富士詣に行く町人たちなども通ったそう。幕末に新選組改め甲陽鎮撫隊が甲府で新政府軍と戦った際も、この峠を越えていきました。峠を越えた先の小原宿には今も本陣が残っています。 (宿場シリーズは今回で終了です。ありがとうございました)

<過去のおはなし>