◆第190話(XI) 2019/2/15


駒木野宿

関所跡の石碑の前には旅人が通行手形を置いた手形石と、
手を添えた手付石も

 今回は甲州街道の12番目、手前の八王子宿から約5q先にあった駒木野宿をご紹介。現在の道筋だと高尾駅から甲州街道を西へ進み、JRの高架下に架かる両界橋を通過。西浅川の交差点を旧甲州街道沿いに進み小仏峠へ向かう途中までが宿場町にあたります。
 駒木野宿は規模が小さく、天保14(1843)年の「甲州道中宿村大概帳」によると、本陣・脇本陣は各1軒、旅籠12、問屋3、宿場の家数は73軒、人口は355人。西側の小仏宿との合宿で、毎月16日〜月末まで宿場業務を行い、八王子側から下宿・中宿・上宿と分かれていました。
 この宿場の特徴は関所があったこと。江戸時代前に小仏峠の頂上にあった小仏関所が、甲州街道の整備に伴い江戸時代初期に移されました。関所の通過は明け六つから暮れ六つ(大体朝6時から夜7時頃)で、常時4人が通行を監視。その跡には現在も碑が残り、隣には宿場の石碑も(この辺りが駒木野宿の中心地)。
 道筋には草花やお地蔵様、お豆腐屋さんなども。散歩がてら出かけてみてはいかが?

<過去のおはなし>