◆第90話(江戸東京野菜・X) 2010/11/15

              品 川 蕪  (しながわ かぶ)

品川蕪
  江戸時代、品川宿周辺で漬け物用に作られていた長蕪。
11月上旬〜1月。大根によく似た形状で、一般的な蕪と比べしっかりとした歯ごたえと大きな葉が特徴です。

  本体は漬け物に、葉は漬け物はもちろん、おひたしやみそ汁に入れても。現在では小平市と練馬区の農家で栽培。JAの直売所、北品川商店街の八百屋で手に入ります。

復興には、北品川商店街の青果商・マルダイ大塚好男商店の大塚さんの尽力が大きいです。10年程前からJA東京が江戸野菜発祥の地に次々と看板を立て、品川神社にも品川蕪の説明板が。

  大塚さんは商店街活性化に役立てようと探し始め、文化年間の農書『成形図説』の図と都内の農家が栽培している東京長蕪が酷似していることを発見。

  種は区内の学校等にも配布され、農家の方の協力を得て普及活動も行っています。
  その後、有志で『品川宿なすびの花』を結成し、商店街を盛り上げています。

  おまんじゅうやケーキ、餃子と商品開発も盛んで、正月には品川神社で「開運カブ」として販売。足を運んでみてはいかがでしょうか。