◆第79話 2009/12/15

           千住大橋  (せんじゅ おおはし)

千住大橋
  足立区千住橋戸町と荒川区南千住を結び、隅田川に架かる橋です。国道四号線(日光街道)を通し、旧橋(下り方面・一九二七年架橋)と新橋(上り・一九七三年架橋)の二橋構成です。

橋の歴史は古く、徳川家康の江戸入府間もない 一五九四年の初架橋です。関東代官頭の伊奈忠次(治水土木の大家)と名主の石出吉胤らの手によります。隅田川筋では最も古く、次の両国橋は六〇年後(明暦の大火後)です。日光街道を通し、北への玄関口として機能していました。

  橋自体は何度も改架・改修されましたが、一八八五年の台風までは一度も流出がなく、江戸の名橋と言われました。

  松尾芭蕉の奥の細道出発の地としても有名です。
隅田川に架かる橋の多くは明治・大正期に鉄橋に架け替えられましたが、この橋は昭和初期まで木橋でした。一九二七年に関東大震災の復興事業の一環として鉄橋となり、交通量増大の解消のため、二橋を隣接させて、現在に至ります。
橋の袂には、川を間近に臨む小橋があり、千住の歴史を語る展示が豊富です。散歩がてら出かけてみてはいかがでしょうか。(菊)