◆第78話 2009/11/15

           閘 門 橋  (こうもん ばし)

閘門橋
  葛飾区北部にある水元公園の最西端に位置し、大場川に架かる橋です。

  埼玉県の水利組合によって一九〇九年に造られました。長さ三〇メートル、幅三メートル、高さ五.五メートル(推定)で、都内に現存する唯一のレンガ造りアーチ橋といわれています。

  この辺りは古利根川(現中川)と小合川(現大場川小合溜)が入り組む複雑な地形をしています。そのため、江戸時代からよく氾濫が起きました。洪水の防止、水田の水源確保と岩槻街道の要として閘門(水位・水流・水量等の調節用の水門)が造られたといわれています。

  閘門橋は正式名を弐郷半領猿又閘門といい(弐郷半領は埼玉県側、猿又は葛飾 側の旧地名)、起源は江戸時代まで遡ることができます。当初の橋は木造で腐朽が激しい上、洪水でよく壊れたため頻繁に修繕を強いられました。

  明治時代に丈夫なレンガを使って改良されたのが、現在の橋です。
  一九八〇年に中川と大場川の合流点に新大場川水門が完成したため、歩道・自転車専用の橋となりました。公園に行くついでに立ち寄るのもいいのでは(菊)