◆第74話 2009/07/15

         奥多摩橋  (おくたまばし)

奥多摩橋
  青梅市二俣尾町と柚木町を結び、多摩川に架かる橋です。最寄り駅の二俣尾からは徒歩五分程で着きます。川上流部では古い橋の一つで、全長一七七・二メートル。深い渓谷に赤色の橋が映え、釣りやカヌー、川遊びのメッカとなっています。

 この辺りは古くから鎌倉街道秩父道が通じており、 八王子方面に抜ける交通の要所でしたが架橋までは渡し船が交通の手段でした。青梅鉄道が一九二〇年に二俣尾まで開通したこともあり、近隣の村々から架橋運動が起こり、一九三六年着工、三年後完成しました。

  中央のアーチ部は一〇八メートルあり架橋後暫くは日本で最長のアーチ橋でした。樹木に遮られて見えませんが、橋脚から端の部分は魚腹トラスと呼ばれる珍しい上路トラスになっています。当初は幅四.五メートルでしたが、一九九〇年補修工事に合わせて歩道が設置されました。

 近くには吉川英治記念館や吉野梅郷、もう少し足をのばすと銘酒澤乃井で有名な小澤酒造があります。トレッキングで疲れた体を銘酒で癒すのもよいのでは。(菊)
 さだまさしの「檸檬」や漫画の「こち亀」などにも登場しているので、なつかしい人も多いのでは。(菊)