◆第65話 2008/09/15

         浄土古墳(じょうど こふん)

浄土古墳
  昭島駅に降り立つと「くじら」の看板が目に付きます。「くじら」は昭島市のシンボルです。約五百万年前の鯨の化石(アキシマクジラと命名)が多摩川沿いで発見され、町おこしにも一役買っています。

  浄土古墳(一号墳・昭島市田中二丁目・写真)は、一九七五年の宅地開発に伴う事前調査で発見されたものです。一九八一年の道路拡張に伴って四基の古墳が新たに発見され、浄土古墳群と呼ばれています。

  多摩地域の特徴的な七世紀後半の終末期古墳で青柳段丘の下位に位置する拝島段丘にあり、浄土坂を下れば多摩川に出られます。

  古墳は、全長約六b、幅約二bの長方形で川原石を積み重ねた竪穴式石室的横穴式石室と呼ばれるものです。遺物は、金環二個が発見されていますが、四基の古墳では発見はありませんでした。近くには、経塚下古墳があります。
  浄土古墳には、昭島駅南口から立川バスで田中町団地行、西大神下車、坂を下る途中です

(東京地評 永瀬 登)