◆第64話 2008/08/15

         青柳古墳群(くまのじんじゃ こふん)

青柳古墳群
  国立市は国分寺崖線下の立川段丘、青柳段丘、多摩川沖積層の上にあります。

  国立市の遺跡は、その崖線下の豊かな湧水附近にあります。青柳古墳群の四軒在家古墳は青柳段丘にあり、崖線下には「ママ下湧水」(崖線をママともハケともいう)があります。私が訪れた日は、子ども連れの家族が涼を取っていました。

  四軒在家古墳は、平成十三年の調査で、青柳古墳の一角をなす一〇基の古墳が確認されました。現存しているのは、矢川三丁目にある四軒在家公園に移築された一号墳(写真)です。

  古墳は七世紀の円墳で、周溝と川原石積の横穴式石室が発掘されました。副葬品として、直刀、鉄鏃、刀子、勾玉、小玉、須恵器、土師器などが多数出土しました。

  JR南武線の矢川駅から石田街道を多摩川に向かっていくと一〇分ほどで「くにたち郷土文化館」があり、遺跡の出土品が見られます。そこに立ち寄ってから、「ママ下湧水」に出て、その崖上に公園があります

(東京地評 永瀬 登)