◆第63話 2008/07/15

         熊野神社古墳(くまのじんじゃ こふん)

熊野神社古墳
  府中市の西府町二丁目にある熊野神社古墳(写真)は東京でも数少ない国史跡で2005年7月に指定されました。03年〜04年の発掘調査で発見されたもので、「上円下方墳」という日本でも3つしか確認されていない大変珍しいものです。

  熊野神社古墳は、7世紀の古墳で、前方後円墳から方墳、八角形墳に変わって来る飛鳥時代のものです。
  古墳は、下二段が方形で最上部が円形になっています。一段目は一辺32b、二段目は一辺23b、三段目は直径16b、高さ5bで国内では最大の上円下方墳です。

  横穴式石室で、前室、後室、玄室の三部屋ある大規模なものです。出土品は少ないが、「七様文」を持つ太刀の鞘尻金具、大量の鉄釘など出土しました。現在はシートがかかって見ることができませんが、08年度末までには保存整備が行なわれ、姿を現す予定です。

  府中駅から国立行きの京王バスで西府町二丁目下車熊野神社裏にあります。

(東京地評 永瀬 登)