◆第60話 2008/04/15

      砧 古 墳 群(きぬた こふんぐん)

砧古墳群
  野毛古墳群からさらに多摩川の上流に当たる世田谷区の砧に古墳群があります。

  現在、砧中学校四号墳(写真)が現存しているだけですが周辺には八基の古墳があったとされています。特に七号墳はこの周辺では唯一の前方後方墳で四世紀後半に作られ、全長65b、高さ6bありました。

  この古墳は、多摩川中流域初期の首長墳と考えられており、その後作られた4号墳や6号墳は方墳に変わります。5世紀には台頭してきた野毛大塚古墳の勢力下に入ったものと考えられています。

  現存する4号墳は、全長37メートル、高さ1・5メートルあり、墳頂部中央に、2メートル程の粘土で包まれた木棺が設けられていました。

  刀や土師器、壷などが出土しました。 砧中学校4号墳は、小田急線「成城学園前駅」を下車し、野川に向かって成城通りをまっすぐ進み、坂を下りきり、世田谷通りとぶつかった交差点から階段を登った砧中学校のグラウンド脇にあります。

(東京地評 永瀬 登)