◆第56話 2007/12/15

大 宮 遺 跡

弥生式土器発掘の地
  昭和四四年(一九六九年)に、方形周溝墓三基が都区内で始めて発見されたのが大宮遺跡(写真)です。

方形周溝墓は、方形の低い墳丘の周囲に溝をめぐらせた弥生時代の代表的な首長クラスの墓です。
大宮遺跡の第一号墓は、八.七メートルと六.五メートルの辺を持つ方形でした。

大宮遺跡は、杉並区にある大宮八幡宮の裏手の善福寺川沿いにあります。
この方形周溝墓は、善福寺川の対岸にあった松ノ木集落の権力者の墓といわれており、壺、勾玉、ガラス小玉が出土しました。
遺物は、大宮八幡宮の結婚式場である「清涼殿」に展示されています。

周辺は、都立和田掘公園で近くにある「杉並区立郷土博物館」にも、土器が展示されています。
博物館では、善福寺川流域が旧石器時代から古墳時代へと人々の生活が連綿と続けられてきたことを明らかにしています。
大宮遺跡に行くには、井の頭線で西永福駅を下車し、徒歩七分の大宮八幡宮へ。

(東京地評 永瀬 登)