◆第52話 2007/08/15

        茂 呂 遺 跡

都立大山高校前に立つ遺跡の碑
 
 旧石器遺跡である茂呂遺跡(写真・板橋区小茂根五丁目)が発見されたのは1951年です。

 岩宿の発見から2年後にあたります。当時は縄文以前には人が住んでいなかったとの定説があり、旧石器の発見に疑問をはさむ意見が出されていました。そうした中で、茂呂遺跡の発見は、旧石器時代の存在を確実なものにするもので、極めて重要な遺跡と言えます。

 この遺跡からは黒曜石製のナイフ形石器などが発掘されました。岩宿を発見したのが相澤青年なら、この茂呂遺跡を発見したのは高校生だった滝沢青年で当時大きく話題になったと言われています。

 茂呂遺跡には、有楽町線なら小竹向原駅で、東上線なら上板橋駅で下車し、ともに15分位、石神井川南岸のオセド山にあり、都立大山高校の前です。

 遺物は、この発掘を行なった明治大学の博物館(御茶ノ水駅下車徒歩5分)か板橋区立郷土資料館(西高島平駅下車徒歩13分)で見ることができます。

(東京地評 永瀬 登)