◆第48話(48話から東京の今昔V)2007/04/15

大森貝塚

JR大森駅ホームの碑
 
大森貝塚は、明治10年アメリカ人のモースによって発見された3500年〜3000年前の縄文晩期の遺跡だ。

アメリカから横浜港に着いたモースは東京に向かう列車の車窓から大森停車場を過ぎた線路脇に貝殻が散乱していることを見逃さなかった。

モースはアメリカで貝塚の発掘を手がけており、貝塚の知識を持っていた。
モースの報告書は、日本初の科学的なもので、大森駅のホームには、日本考古学発祥の地の記念碑が建っている。

ところで、大森駅山王口から線路に平行して大井町に戻るように進むとまず、「大森貝墟」の碑がNTT山王ビル脇の線路際に建っている。

さらに進むと品川区に入り、「大森貝塚遺跡庭園」があり、その線路際には「大森貝塚」の碑が建っている。

二つの碑をめぐってどちらがモースの発掘の地かと混乱が続いていたが、発掘についての地主の承諾書が発見され、品川区側が発掘の地として確定されている。

(東京地評 永瀬 登)