◆第18話 2004/10/15

           「 芝大神宮 


「だらだら祭り」の芝神明
 江戸の名物火消「め」組。この「町火消」を組織したのが名奉行大岡忠相(ただすけ)で、享保3年(1718年)のことである。

 それまでの江戸の火事対策は、定火消(じょうびけし)、大名火消など、いずれも大名屋敷や江戸城を守るものであった。

 この制度を画期的に変えて、町屋を火から守る「いろは組町火消」を作ったのは、さすが名奉行・大岡だ。

 さて、「め組」の守備ゾーンはどこかと言えば、今の新橋から浜松町にかけての一帯。その「へそ」の部分に建つのが芝大神宮(昔の名は飯倉神明宮、後に芝神明宮。因みに神明とは天照大神のこと)である。

 芝神明宮の有名な祭りに「だらだら祭り」(9月11〜21日までだらだらと長期に続く)がある。芝居の「め組の喧嘩」もここが舞台だ。偶然にも、取材に訪れた日は祭りだった。神社の唐獅子は「め組」の奉献。来年は「鎮座一千年神事」の平安行列が行なわれる。

 (JR浜松町駅より徒歩7分)

                            (全信労芝信従組 福田克巳)