第5回定期大会「大きくつよい組織、国民的共同を!」
 堤議長あいさつ「歴史画す闘い、強く大きな組織を」
 発言まとめ「秋の国会で安倍政権に痛打を」
 第5回定期大会「大会宣言」
◆第5回定期大会「大きくつよい組織、国民的共同を!」
 9月24日、「憲法・教育基本法改悪をゆるすな、格差と貧困ストップ、東京地評の拡大・強化と国民的な共同を広げよう」をメインスローガンに東京地評第五回定期大会が、千代田区「全電通会館」において開催されました。


 大会は、午前10時、平山和雄副議長の開会あいさつで始まり、大会議長に内本聡氏(東京国公)、広瀬和明氏(JMIU東京)、田中泰啓氏(板橋区労連)の3氏を選出し、あわせて議事運営委員八名、資格審査委員八名の大会諸役員を選出しました。
冒頭主催者あいさつに立った堤敬議長は、「戦後の歴史を画する大きなたたかいが始まろうとしており、早急に50万東京地評を建設し、首都東京の労働者、都民の生活といのちを守るために、この大会をたたかいの大きな出発点としよう」と幹事会を代表して積極的な討論を呼びかけました。
 大会では、引き続き、小田川義和全労連事務局長をはじめとした各来賓のあいさつが行われ、10時54分に峰一史(杉並)資格審査委員長による大会出席代議員出席状況の報告をうけ、大会が成立していることを代議員の大きな拍手で確認しました。
 続いて高畠素昭事務局長が第一号議案「2007年度運動方針案」を提案、平山和雄副議長が第2号議案「2006年度決算報告・2007年度予算案」を提案し、杉本好造会計監査委員(民放労連関東)が会計監査報告を行いました。

 昼食休憩後、メッセージ・祝電の紹介が行われたのち、各議案に対する質疑・討論に入りました。討論では、17単産・9地域組織、東京地評青年協及び女性センター連絡会からの発言、文書発言1名、合計30の発言がありました。これらの発言を受けての高畠事務局長の総括答弁が行われ、各議案の採決が行われました。
 大会では前大会以降に結成された単組・支部などの紹介と記念品の贈呈、大会に参加した争議組合・争議団の紹介を行い、「すべての争議の早期勝利解決をめざす決議」を採択しました。
引き続き大会では役員選出が行われ、堤議長をはじめ48名の07年度役員体制が確立するとともに、大会スローガンの確認、「労働契約法制及び労働時間法制の見直しに反対する決議」と「教育基本法改悪案を断固阻止する決議」の二つの特別決議の採択、大会宣言の採択を行いました。
 最後に、山崎正子副議長が閉会あいさつを行い、堤議長の「団結ガンバロー」で大会全日程を終えました。
◆堤議長あいさつ「歴史画す闘い、強く大きな組織を」

あいさつする堤議長
 第5回東京地評定期大会に参加の代議員のみなさん、連日の奮闘に心から敬意を表します。また、お忙しい中激励に駆けつけていただきました来賓のみなさん、大変ありがとうございます。幹事会を代表して、ごあいさつ申し上げます。
  臨時国会で、教育基本法改悪 許さないたたかいを
 9月20日、安倍晋三氏が新たに自民党の総裁となりました。我が国にとっても、国民にとっても最悪の人物が自民党総裁になりました。
 今、販売されている文春新書「美しい国へ」で、彼は「政治家としてのDNAは父よりも祖父から多くのものを受け継いでいる」と語っています。祖父とは、A級戦犯容疑者の岸信介氏です。この人を尊敬すると言ってはばからない方が自民党の総裁になりました。
 第165臨時国会では、教育基本法改悪法案、憲法改定の手続きを行う国民投票法案、防衛庁昇格法案など、悪法が目白押しです。特に、教育基本法については、安倍氏自身が改悪に力を入れるということですから、今度の臨時国会は「教育基本法改悪国会」と位置付けられます。教育基本法改悪反対の1点で開かれる「10・14大集会」に首都の全労働者が参加し、この企みを許さないたたかいを多いに発展させていきたいと思います。
  来年の知事選で 革新民主の 都政実現を
 石原知事のもとで、都民生活犠牲の都政リストラが強行されています。
 東京が2016年オリンピック国内候補地に決定しました。オリンピックをテコに7兆円とも10兆円とも言われる都民の血税が投じられようとしています。中国、韓国国民を蔑視し、国連をばかにする発言を繰り返している石原知事に、オリンピックを語る資格はありません。
 教育基本法改悪の先取りで、日の丸・君が代を学校現場に押し付け、従わない良心的教職員を処分することについて、9月21日、東京都の不当な支配介入は明確な教育基本法10条違反との画期的な判断が東京地裁でくだされました。国会闘争、来年の知事選をたたかう上で大きな力になると確信しています。
 東京地評は6月22日の第9回幹事会で「革新都政をつくる会」への参加を決定しました。候補者発表にむけ準備が進んでいます。来年の知事選で革新民主の都政を実現しようではありませんか。
  五〇万東京地評の建設、たたかいの大きな出発点に
 ナショナルセンター選択の問題についてです。
 「ナショナルセンター加盟問題については当分留保し、合流後も継続して協議する」という2003年2月の合流時の確認事項に基づき、第四回定期大会で「ナショナルセンター加盟問題について協議をする」と決定しました。
 この一年、全労連加盟問題検討委員会を設置し、鋭意協議をすすめてきました。運動についても、全労連との定期協議を行う中で、いっそうの協力共同の関係を築いてきました。これらについては、「中間まとめ」として今大会に報告しています。残念ながら、全単産・地域で討議を進めるには、まだ、機が熟していません。東京地評の統一と団結を瞳のように大切にしながら、幹事会の団結のもとで、ひきつづき努力していきたいと考えています。
 いよいよ、戦後の歴史を画するような大きな闘いが始まろうとしています。早急に50万東京地評を建設し、首都東京の労働者、都民の生活といのちをまもるために、今大会で提起した運動方針を積極的に議論いただき、この大会をたたかいの大きな出発点としていただくことをお願いしてあいさつとします。
◆発言まとめ「秋の国会で安倍政権に痛打を」

発言をまとめる高畠事務局長
 短時間の中でまとめていただいて、凝縮されて、非常に聞きやすい議論になったと思います。
 この秋のたたかいにむけて、力強い決意が次々に表明されたと思います。駅頭宣伝とか、各種取り組みの中で、実際の情勢の変化を感じているという発言もたくさんありました。憲法、教育基本法を変えていこうとする、こういう力に対して、私たちがこれを覆すには、逆に大きな力が必要になる。私たちの持っている、50万東京地評が、本当に力を発揮する、このことが今大事だということが、みなさんのご意見の中で示されたと思います。秋の国会での教育基本法改悪に反対するたたかいや石原都政はもうがまんできない、という意見がたくさんだされました。
 今日は、17単産9地域、青年協と女性センター連絡会、あわせて29人が発言しました。文書発言に回っていただいた方もあると思います。
 いくつか意見が出されています。ひとつは、地域の運動にぜひ、各単産の支部・分会が参加してほしい、ということが地域の仲間から出されました。これについては、それぞれの組織の中でも議論をしていただいて、都障教組などがそういう指示を出したということでありますが、ぜひ、ひとつご検討をしていただきたい、と思います。府中労連からは争議支援について、基金を、という意見が出されました。これについては、今後幹事会の中で検討させていただきたいと思います。前向きに検討したいと思いますが、結果はその中ではからせていただきたと思います。全労連の課題で三人の方から発言がありました。検討委員会、あるいは幹事会でもかなり多くの時間をとって議論をしました。しかし幹事会の中での議論はまだ十分ではありませんので、今後とも慎重に審議をしていく、という形での扱いとさせていただきたい。議案どおりの扱いとさせていただきたいと思います。
 最後ですが、2007年にむけて、今日を契機にたたかいに突き進んでいきたい。秋の国会闘争で、安倍新政権に痛打を与える。こういう意思統一をかためる大会にすることができたと思います。
 がんばりましょう。
◆第5回定期大会「大会宣言」

 東京地評第5回定期大会は、憲法・教育基本法の改悪、国民投票法案の制定、米軍基地の再編・強化の動きが強まるもと、また、新自由主義にもとづく小泉「構造改革」による格差の拡大と貧困化が進行するもとで開催された。
 日本は今、戦後最大の岐路にたっている。9月26日に開会する秋の臨時国会で自公政権は、民主党と競い合いながら「教育基本法」の改悪に執念を持って臨んでくる。憲法・教育基本法改悪を許さない国民の声を大きくつくりあげるために全力を尽くすことが求められている。
 また、大企業がバブル期を上回る利益をあげつづける一方、3人に1人が低賃金の非正規労働者となり、経済開発協力機構(OECD)の報告でも労働年齢人口の相対的貧困率はアメリカについで二位となるなど、貧困化の進行が社会問題となっている。さらに、財界は、労働条件の切り下げ自由、少数組合の排除、不払い残業を合法化する労働契約法の成立、労働基準法の改悪を狙い、労働者からさらなる収奪をすすめようとしている。労働法制の大改悪を許さず、働くルールの確立、すべての労働者の賃金の底上げ、均等待遇の実現、社会保障制度、税制の改善をめざす運動の強化が求められている。
 本大会での職場・地域からの多くの運動の実践報告は、「憲法・教育基本法改悪を阻止し、戦争しない日本をつらぬく」、「働くルールの確立、格差拡大と貧困の是正、安心・安全な地域社会を実現する」、「東京地評の運動の飛躍的発展と組織の拡大を進める」、「07年東京都知事選、参議院選で政治の流れを国民・都民本位に変える」ことなど、悪法阻止、労働者・都民の切実な要求の実現をめざし、労働組合がその先頭にたってたたかう意思統一をはかるものとなった。
 東京地評は、今大会で決定された方針を実践するために、すべての単産・地域の力を総結集するとともに、広範な労働組合、都民諸団体との総対話と共同をいっそう前進させ、労働者・都民要求の実現をめざしてたたかう決意である。
 以上、宣言する。
                                2006年9月24日
                        東京地方労働組合評議会第5回定期大会


東京地評第5回定期大会で採択された決議(採択順)
  *すべての争議の早期勝利解決をめざす決議
  *労働者・労働組合の権利を奪い、健康破壊を促進する労働契約法制
   及び労働時間法制の見直しに反対する決議
  *子どもと教育、日本の将来を守ろう!
   臨時国会で継続審議される教育基本法改悪案を
   断固阻止するために 声をあげよう 行動しよう