東京地評総選挙闘争方針

2003年10月15日
東京地方労働組合評議会幹事会

アメリカ・大企業いいなりの自民党型政治を
労働者・国民のいのち・くらし人権を
守る政治に変えよう

<はじめに>
 衆議院が10月10日解散され、10月28日公示、11月9日投票で総選挙がたたかわれます。
 前回選挙から3年半、政府は森内閣から小泉内閣にかわり、与党は自民、公明、保守新の連立がつづきました。
 この間、国民のくらしは、長期深刻化する不況のもとで、ますます深刻さを増してきています。とくに小泉内閣の2年半は、「構造改革」による中小企業の倒産や失業者を増大させ、医療や年金の改悪で国民に負担増を押し付けてきました。平和の課題でもアメリカいいなりの政治をつづけ、憲法改悪、日本を戦争にする国にする動きを強めています。
 アメリカ・大企業いいなりの自民党型政治を労働者・国民のいのちとくらし・人権を守る政治への転換をめざし、職場・地域から「政治を変える風」を巻き起こすために労働者・労働組合がその先頭にたって奮闘することが重要となっています。

1.平和で夢と希望がもてる日本にする絶好のチャンス
 小泉内閣の2年半で4万件の企業が倒産しています。完全失業率は25ケ月連続して350万人以上、5%台を記録しています。高校・大学を卒業しても就職が無く、青年の5人に1人がフリーターで働かざるをえない実態となっています。そして医療費をはじめとする社会保障制度のいっそうの改悪は、労働者・自営業者、国民そして何より次代を担う青年などすべての国民のいきる権利と将来展望を奪い、政府の世論調査でも国民の3人に2人が「生活の不安」を訴えています。
 今回の総選挙を年金制度の究極の改悪、消費税10%以上への引き上げをはじめとする大増税、自衛隊の海外派兵や有事法制の具体化、憲法改悪をたくらむ小泉内閣・自公保与党の悪政強行を許さず、雇用・いのちとくらし・平和と民主主義がしっかりと守られ、平和で夢と希望がもてる日本にする絶好のチャンスとして位置付け、職場・地域から奮闘することが重要となっています。

2.職場・地域から「政治を変える風」を巻き起こし、真の国政転換を
 総選挙を前に、民主党と自由党の合流など新たな野党再編が起こっています。
 国民の中に現状の苦しさから「よりましな政治」を求め、こうした動きに一定の期待感が高まっています。また、マスコミは自民党・新民主党の二大政党対決をあおり、異常ともいえるキャンペーンを展開しています。
 しかし、自民党や財界は年金の大改悪と近い将来、消費税の2ケタへの引き上げと憲法改悪を狙い、民主党は、「年金財源」として消費税増税を認める態度に踏み出し、憲法でも「論憲」から「創憲」へと改憲に踏み出しました。自民党の国会議員が「民主党のマニフェストをみているとわくわくしないし、路線は小泉さんと同じであって、それをさらに過激にしただけ」(9/26朝まで生テレビ)と発言しているように新民主党の路線は自民党のベースそのものです。
 大事なことは、行き詰まった自民党型政治を国民本位の政治に切りかえることです。雇用・賃金破壊、年金大改悪、大増税、自衛隊の海外派兵、憲法改悪など、いのちとくらし、平和と民主主義破壊のアメリカいいなり、財界本位の悪政をくいとめ、真に働くものと国民の立場に立つ政治に転換する政党・議員を数多く国会へ送りだすことです。
 いまこそ、職場・地域で語り合い、「政治を変える風」を巻き起こし、真の国政への転換をめざし、労働者・労働組合がその先頭にたって奮闘することが重要となっています。

3.総選挙にむけた基本要求
(1)人間らしく働くルールが確立される政治への転換
 @青年に仕事を。大企業のリストラ「合理化」と産業の空洞化を規制し、雇用の創出、中小企業・地域経済の活性化を
 A臨時・パート・派遣など、時給・日給で働くすべての労働者への均等待遇を、当面、「時給1000円以上」の実現と全国一律最低賃金制の確立を
(2)健康で文化的な国民生活の最低保障確立への転換
 @年金大改悪を許さず、全額国庫負担による最低保障年金制度の確立を
 A消費税大増税反対
 B医療費の本人負担を2割に戻せ
(3)憲法と基本的人権の擁護、国民本位の政治への転換
 @許すな!イラクへの自衛隊派兵・有事法制の発動。
 Aあらゆる改憲策動に反対し、憲法9条・教育基本法を守り憲法にもとづく国政への転換を
 B公務員制度改悪阻止、民主的公務員制度の確立を

4.職場・地域から「政治を変える風」を巻き起こそう
 @職場討議のための機関紙号外を発行し、職場・地域から最大限の力を発揮し、旺盛に運動をすすめます。
 A「年金改悪・増税反対署名」を積極的に取り組みます。組合員はもとより、未組織労働者、広範な都民との対話をすすめます。
 B職場・地域で宣伝、組合員とその家族、住民に積極的な投票を呼びかけます。
 C思想。信条の自由、政党支持。政治活動の自由の保障を堅持して運動をすすめます。